クリスマスの朝、知的障害のある青年・ウォル(パク・ジニョン)が屋上の貯水槽で無残な死体で発見された。彼のアルバイト先のコンビニ監視カメラには、殺害された夜、不良グループに店を荒らされて絡まれる彼の姿が残されていた。
ウォルの双子の兄・イル(パク・ジニョン)は優しかった弟を殺した人物や事件の真相を探るため、不良グループのメンバーの入っている少年院に入り、復讐するチャンスを伺っていた。
アイドルグループGOT7のメンバーのパク・ジニョンが1人2役。第59回百想芸術大賞で映画部門男性新人演技賞とTik Tok人気賞（男性）の二冠を獲得した犯罪サスペンス。
二役とは知らずに観たが、言われなければわからない。まるで別人のようだった。約半分が喧嘩、暴力シーン。丁寧に描写して、いつもの韓国映画の切った張った感はないので、ちょっと「弾み」に欠けていた。映画的ではなくて現実の暴力シーンと言える。
結末はなんとなく中盤からわかってくるので、その点は残念だった。
