都会からファルスター島に引っ越してきたペニレ（ファニー・ルイーズ・ベルンス）は看護師の資格を生かして地元のニュークビン・ファルスター病院で働くことにした。そこで働くベテラン看護師のクリスティーナ・ハンセン（ヨセフィーネ・パーク）が仕事を丁寧に教えてくれるので、やりがいにある毎日を送っていた。幼い娘も学校に慣れたようで、同居人モーテン（夫ではない）も育児に積極的に協力してくれて、新しい土地に来たことを心から喜んでいた。
クリスティーナとはのコンビはとても順調だったが、時々クリスティーナが嘘をつくことが気になってきた。その後、しばらくして、もうすぐ退院する患者さんが死んでしまうことが重なって……。
デンマークで起きた事件を基にした作品。以前もNetflixでジェスカ・チャスティン、エディ・レッドメイン共演『グッドナース』と、その実際の事件を描いたドキュメンタリー映画『キラーナース：その狂気を追跡する』の両方を見ているが、今作はちょっと違う犯人の人間像。
クリスティーナは夫とは離婚か別居していて時々幼い娘を会わせているが娘はそれが楽しみで父親の方が好きな感じで、元夫もありありと嫌悪をあらわにしている。
だが病院では称賛の看護師で緊急入院を担当している。彼女はモルヒネなど注射して苦しんでいる患者を自ら頑張って助ける（そのまま死ぬ患者もいる）、助けると称賛される。その快感がクリスティーナの生きがいとなっているという実話
島という土地柄ならではの閉塞感が事件を長引かせていた。
