2023年03月30日

シドニーライフと映画日記(1)『生きる LIVING』Dendy Cinemaにて

シドニーに着いた日に奈良岡朋子さんの訃報を知った。93歳というご高齢ではあったが、つい最近観た『土を喰らう十二ヵ月』に出ていた。きっとこの作品が最期の出演だと思う。頑固で偏屈ながら孤独を友にしているような老人を見事に演じていた。義理の息子ツトム(沢田研二)にだけは心を許して「味噌を持ってけ」とそっけなく言っていた。ミッキーの2022年日本映画ベストテンの第1位だ。

http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/495645385.html

シドニーの気温は24度。調べたら名古屋は17度、こちらは半袖で十分。婿が建築関係なので改築してくれてミッキー用に小部屋を作ってくれた。

間取り
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ベッドの上のステンドグラスにはワンちゃんたちが描かれていた。
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🎬『生きる LIVING』オリバー・ハーマナス監督/イギリス/103分/Dendy Cinemaにて

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1953年、第2次世界大戦後のロンドン。仕事一筋に生きてきた公務員ウィリアムズは、自分の人生を空虚で無意味なものと感じていた。

そんなある日、彼はガンに冒されていることがわかり、医師から余命半年と宣告される。手遅れになる前に充実した人生を手に入れたいと考えたウィリアムズは、仕事を放棄し、海辺のリゾート地で酒を飲んで馬鹿騒ぎするも満たされない。ロンドンへ戻った彼はかつての部下マーガレットと偶然に再会し、バイタリティに溢れる彼女と過ごす中で、自分も新しい一歩を踏み出すことを決意するが……。

黒澤明監督の名作映画「生きる」を、ノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本によりイギリスでリメイクしたヒューマンドラマ。主演はビル・ナイ。マーガレット(日本版では小田切みき)を演じるエイミー・ルー・ウッドが秀逸!

これが日本で2回観たがシドニーの方々の反応が見たくて歩いて15分のデンディに行った。1日3回上映でお客は8人。ちょっと少ないけど、公開されてもう2週間だからこんなもんかな。日本では明日公開。是非ご覧いただきたい。





posted by ミッキー at 04:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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