🎬『世界は僕らに気づかない』飯塚花笑監督、脚本/112分/センチュリーシネマにて
群馬県の太田市でフィリピン人の母・レイナ(ガウ)と暮らす高校生の純悟(堀家一希)は、開けっぴろげの性格で大声の母親を愛していながらもうるさく感じていた。
毎月振込まれる養育費だけが父とのつながりで、どんな人かも教えてもらってなかった。
純悟には同性の恋人・優助(篠原雅史)がいて、将来はパートナーシップを結ぶぼうと言ってくれているが、自身の生い立ちやフィリピンパブで働く母親が引け目となり決断できなかった。
そんなある日、母が自宅に恋人を連れて帰り、再婚したいと話す。見知らぬ男と一緒に暮らすことを望まない純悟は、実の父を探すことにするが……。
始まりから8割5分までは満足していたのに、後の1割5分でがっくり。余分な描写で台無し。これが反対に最後15分が○だったら、そこまでがつまらなくても満足する映画になる。
男女の仲でも愛し合っていたら、高校卒業してすぐに一緒に住むということが当たり前の世の中とは思えない。ましてや同性同士、高校卒業してすぐに一緒暮らして二十歳になったらパートナーシップを選択するのを両親が理解して後押しする、結婚式も挙げる……ちょっとそこらへんがついていけなかった。
そこまで描かなくてもいいのにと思った。
2023年01月13日
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