🎬『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』オーガスティン・フリッゼル監督、脚本、編集/アメリカ/86分
高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシー(マイア・ミッチェルとカミラ・モローネ)は、兄とその友人と4人でアパートを借りて共同生活を送っているが、バイト三昧の日々で、家賃を払うのがやっとの極貧生活を送っている。
それなのに、ジェシーの誕生日に1週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、家賃を支払はなければならないお金で2人分の夢のチケットを購入する。
不足分を稼ぐために無茶な追加シフトを入れるが、家に泥棒が入ったり、兄のせいで刑務所に入れられたり、大麻入りクッキーを間違って食べてしまったりで散々な目に合う。挙句の果てに頼みに綱のバイトもクビになりそうになって……。
ミッキーお婆にとって孫世代。日本とアメリカとは事情がちょっと違うがハラハラした。遅刻したりお客に不評をかったりしても大目に見てくれる「頼みの綱の店長」から「学校に遅れるよ、一生ウェートレスで暮らすの?」という台詞もあるので、きっと高校の単位だけでも取りに行ってるのかな、さして重要でないにしてもお婆年代は「中退」だけは勘弁。
悪いこともやっている女の子にはハラハラするけど、親たちはもう見放しているんだよね。そこんところが可哀想でもある……女の子たちと一緒になって楽しみたいと思う映画だったけど、ミッキーには心配でこっちがお腹が痛くなりそうだった。(彼女たちもどちらかがお腹痛くなるシーンがあって、そこが見どころ⁉︎)
★監督のオーガスティン・フリッゼルの実体験をもとに脚本を執筆し、長編初メガホンをとった。続く2作目はNetflix『愛しい人から最後の手紙』
2022年12月17日
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