今日の2本は女の子が中心となった作品。両方とも「死」がテーマになっている。『森の中のレストラン』は泉原航一監督の長編デビュー作品。あれこれ言うのもかわいそうだが、演出力の無さ、音声のムラ、無理な展開、一番気になったのは、セリフがボソボソで聞こえなかったこと。
『冬の旅』はアニエス・バルダ監督が1985年に、放浪の末に凍死した少女が死に至るまでの足取りを描き、第42回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞を受賞した作品。

18歳の少女モナはヒッチハイクをしながらあてのない一人旅を続けていて、親切に「ここで働かないか」「ここで住んでもいいよ」と言う親切な言葉にも乗らないで、旅を続ける女の子だ。役を演じるのはサンドリーヌ・ボネール。
ミッキーの好きなヨランド・モローさんも優しいおばさん役で出ていた。彼女が旅に出る前の生い立ちが知りたかったが、それに関しては何もないまま終わっていた。
★フランスでは、当時、観客数は100万人を超え、バルダ監督最大のヒット作となった。