🎬 『泣いたり笑ったり』シモーネ・ゴダノ監督/イタリア/100分/12月2日より新宿シネマート、伏見ミリオン座他にて全国順次ロードショー公開
カステルヴェッキオ家の主人トニ(画商/ファブリツィオ・ヴェンティヴォッリョ)は自分勝手で今まで何人かの女をとっかえひっかえの人生を送って来た。海辺を見下ろす別荘地に大きな家をかまえて悠々自適だ。
その同じ敷地に離れがあって、そこにひと夏の間、ペターニャ家のカルロ(漁師で魚屋を息子と一緒に営んでいる/アレッサンドロ・ガスマン)に貸すことにした。
そして、カステルヴェッキオ家のトニは親戚一同を集め、重大な発表があると言い、皆を別荘に呼び寄せて……。
LGBTQを題材にしたコメディーと最初に紹介されているのでちょっと残念。わからないままで見るともっとドタバタ喜劇も盛り上がったのではないかと思う。
だけど喜劇と思って見ていると、周りには寂しく取り残されている人がいたり、この人は傷ついているはずと思っていたら意外と達観していたり、人物描写は抜かりなかった。
★香港映画の『叔・叔(スク・スク)』も同じ設定だが、お国が違えば、こうも描き方が違うのかと思った。
2022年11月17日
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