伊豆高原の紅葉は後10日もすると見頃を迎えるようだ。苔むし石階段にはツワブキが咲いている。今度来るのは多分フランス映画祭の前後になる予定。
文藝春秋の12月号(今、店頭にある号)に映画の対談が二つもあった。
★石川慶監督×妻夫木聡『ある男』
★有働由美子×寺島しのぶ『あちらにいる鬼』
迷わずコンビニで買って読んだが、公開中、今週公開予定の作品に思わず「なるほど、そうだったのか」と思う部分があった。
1993年に始まり、今年で記念すべき30回目を迎えるフランス映画祭。 今年は12月1日(木)から4日(日)の4日間、横浜で開催される。
詳しくは https://unifrance.jp/festival/2022/films-list/
🎬オープニング作品『EIFFEL』マルタン・ブルブロン監督/フランス、ドイツ、ベルギー/108分
建築家・ギュスターヴ・エッフェル(ロマン・デュリス)は、1889年開催「パリ万国博覧会」のシンボルモニュメントの制作をフランス政府より依頼される。本人は都市開発の地下鉄の仕事をしたいと希望していたが、条件をつけて引き受けることにした。
今もパリといえばエッフェル塔だ。その完成までの苦難苦慮が描かれている。そしてギュスターヴが忘れることができない「愛する人」の巡り合いもあって、女心を刺激される。ついこの夏に公開された『キャメラをとめるな!』とは正反対のデュラスが良い。
★来年3月公開予定
🎬『あのこと』オードレイ・ディヴァン監督/100分
1960年代、フランス。成績優秀な大学生のアンヌ(アナマリア・ヴァルトロメイ)は予期せぬ妊娠をし狼狽する。学位と未来のために今は産めない。中絶は違法で医者はその話になると相談にも乗ってくれない。アンヌはあらゆる解決策に挑むが……。
ハラハラドキドキが極まって身体が硬直した。公開日に感想を書きたい。
★主演のアナマリア・ヴァルトロメイさんはセザール賞最優秀新人女優賞受賞。2022年のベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を受賞。
★12月2日(金)Bunkamuraル・シネマ他 全国順次ロードショー
2022年11月15日
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