ギガン(ソン・ホジュン)は母スンオク(キム・ヘスク)と妹の3人で、田舎の島村で小さな食堂を開いて細々と暮らしていた。
叔父の「お前は大物になる」という何の根拠もない言葉に、ギガンは漠然とした期待をしてソウルに飛び出し切り、家族との音信が途絶えた。
悪しきことをしながらいっぱしの男となったが、ある事件で罪を犯し死刑囚となって……。

韓国映画は泣かすのが上手い❗️中年母親役をやらせたら三本指に入るキム・ヘスクさんだからなおさらだ。
はじめのシーンが牧師の男が「僕は元死刑囚だった」と明かす場面からなので、今は無事に……とわかった上で見ていくから興ざめ?と思いきや、とんでもないことだった。
文字が書けない、読めないお母さんがコツコツ勉強していろんなところに嘆願書を出して死刑から無期懲役になっていくのだが、それまでが母の周りも塀の中の息子も苦難に満ちていた。韓国の無期懲役がどれぐらいで出て来られるかわからないが、終わりよければ良いとしよう。