2022年10月24日

DVD『生きる』

今日から東京国際映画祭。来月の1日まで東京に滞在する。オープニング作品は既に見ているが、クロージングはまだ観ていない。黒澤明監督の名作『生きる』のリメイク。第二次世界大戦後のイギリスを舞台に『生きる LIVING』で蘇る。主演はビル・ナイ。脚本はノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。2023年春公開予定。その前に家にあったDVDで4度目の鑑賞をした。

🎬『生きる』黒澤明監督/143分/モノクロ/1952年 

市役所の市民課長・渡辺(志村喬)は30年間無欠勤でことなかれ主義の役人で、あだ名は「ミイラ」。

ある日、自分が癌で余命が短いことを知る。絶望した彼は自由になる持ち金を懐に歓楽街をさまよい、慣れない酒を飲む。いったい自分の人生とは何だったのか……と考え込む。

彼は事なかれ主義の生き方に悔いて、真剣に役所にきた申請書類に目を通す。そこで目に留まったのが、下水溜まりの埋め立てと小公園建設に関する陳情書だった。

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ストーリーはほとんどの方がすでにご存知だろう。ミッキーも知っているつもりだったが、(確か)4度目でも心震えたし、あ、こんなシーンもあったなどと思い返しては見入ってしまった。

非人間的な官僚たちを痛烈に批判していたが、今、こんなコロナ騒ぎの中で役所に出向くことも多くなりそうだ。そこでどんな展開が待ち受けているのか、「人間味を感じる」対応を期待していいのかなどと考えさせられた。

部下の女の子(小田切みき)、ヤクザの加藤大介さんのシーンが印象に残った。




posted by ミッキー at 10:01| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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