昨日から東京国際映画祭で何を観るか、これは公開されるからその時に、とかいろいろ考えながら頭を悩ませている。短い解説でも全部上手いのでどれも捨て難くなってしまう。でもこういう時間がとっても好き❗️時間が経つのを忘れるほどだ。ミッキーが選んだのが思わず拾い物でありますように…‥と祈るばかりだ。
🎬 『42-50 火光(かぎろい)』深川栄洋監督、脚本/94分
かつて子役として売れていた42歳の女優佳奈(宮澤美保)と、50歳の脚本家・祐司(桂憲一)のふたりは2年前に結婚し、祐司の母と同居している。
これまで子作りを意識していなかった2人だが、撮影現場で母親役の佳奈に監督が「母親の気持ちになって、子どもはいるの?」と聞かれたのがきっかけで夫と相談の上、不妊治療を始めることを決める。
そんな中、佳奈の父が難病指定のALSを発症。ストレスを募らせた佳奈は、祐司の母との折り合いが悪くなっていき……。
深川栄洋監督作品では堀北真希主演の『白夜行』が気に入っているが、この作品は緊張感を持って最後まで観られたが「新鮮味」は感じなかった。
苦労の上に又別な苦労の波が押し寄せてくる。これ、今の世の中、誰しも他人事ではない。若い俳優さんよりお年寄り役の柄本明、白川和子、吉田幸矢(遠慮がちないいおばあちゃんを演じていた)、加賀まりこらの深い演技力で最後まで見続けられた。来月公開の映画「光復」もあるのでいろんな意味で楽しみにしている。
★〈火光〉 かぎろい @明け方、東の空にちらちら光る日の光。曙光(ショコウ)。 Aかげろう。表記 「陽炎」とも書く。
2022年10月21日
この記事へのコメント
コメントを書く