Netflix『グレートウォーター: ヴロツワフの大洪水』ジャン・ホロウベック、バルトウォミェイ・イグナチョク監督/ポーランド/全6話/2022年
1997年7月。ポーランドのヴロツワフは大洪水の危機にさらされていたが、高名な科学者や地方都市の職員たちはその危険性にはまだ気付いていなかった。野心家の事務官マルチャク (トマシュ・シューハルト) は★水文学者のヤシュミナ・トレメ (アグニェシュカ・ジュラウスカ) をオランダから呼び寄せる。
つらい過去を背負う彼女は、何としても街を救おうと危険性を訴えるが……。
このところ、世界中で起こっている大洪水。日頃はシリーズ物は見ないが見始めから(昼寝したが)一気に見た。惨状はニュース映像から取ったものではなくて実際に水害状況を作ったように見えた。すごい作品だった。
そんな中にトレメの過去があらわになってきて、その点も上手く描けていた。
トレメの実母はヴロツワフに住んでいて、すごいおデブ「水がここまできても逃げない、アパートのドアから出られない」と言って「必ず火葬にしてくれ、それだけが願いだ。お金はその引き出しに入っている」と言ってトレメを困らせていた。あまりのおデブで笑ってしまった。
トレメとお母さん、トレメに元夫マルチェクと娘、郊外の酪農家など人間ドラマとしても見ごたえがある作品。
★水文学とは地球の水を扱う科学、その発生、循環、分布、その物理的および生物的環境との作用を扱う科学。
2022年10月11日
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