🎬『プアン/友だちと呼ばせて』バズ・プーンピリヤ監督、脚本/タイ/128分
ニューヨークでバーを経営するタイ出身の青年ボス(トー・タナポップ)は、バンコクで暮らす友人ウード(アイス・ナッタラット)から数年ぶりに電話をもらった。
聞くと、ウードは白血病で余命あとわずかで、ボスに最後の願いを聞いて欲しいからタイにきてくれないかと言う。急いでバンコクに着いたボスが頼まれたのは、ウードが元恋人たちを訪ねる旅の運転手だった。
ウードの亡き父の車のカーステレオから流れる思い出の曲が、かつて2人が親友だった頃の記憶をよみがえらせていく。
旅が終わりに近づいた時、ウードはボスにある秘密を打ち明ける。その秘密とは……。
世界を股にかけたカンニング映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のバズ・プーンピリア監督の新作。監督の才能に惚れ込んでウォン・カーワァイ監督が製作総指揮を引き受けた作品。
二人の青年は美男ではないが好感が持てた。二人の境遇の違い(ボスはホテル経営者の息子でバーもホテル内にあるし、豪華マンションに一人で住んでいる)、貧しいウードは「一度こういう豪華な暮らしを味わってみたい」と思って仲良くなったふしもあった。
そんな二人が元カノ三人を訪ねて、病気のことは言わずに別れる。その中の一人が『バッド・ジーニアス〜』の主演の女の子。
一言で言えば、この三人を訪ねるのはオマケ?で、切ない物語が隠されていて‥‥是非その展開は劇場でご覧いただきたい。
2022年08月06日
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