昨日は今にも大雨、雷の空模様だったが大したことなく、夜は久しぶりに6時間連続で寝られた。それから3時間も寝たから寝過ぎだ。
今日は映画初日の金曜日だから早速一番にミリオン座に。観るのは『ファイナル・アカウント 第三帝国の証言』。その後はまだ決めていない。
🎬『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』ルーク・ホランド監督、脚本、撮影/アメリカ、イギリス/94分
母がユダヤ人であったというルーツを持つイギリスのドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは、2008年から10年の歳月をかけて250人以上のナチス支配下のドイツ・第三帝国に参加したドイツ人高齢者たちをインタビューをした。
マイクを向けたのは、武装親衛隊のエリート士官、強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士、施設職員、近隣に住んでいた民間人など、ホロコーストを目撃した最後の世代である高齢者たちだ。
初日初回。観客はミッキー入れて、お一人さま高齢者7名。
予想はできたが、当時少年、少女だった方々がナチスに憧れを持って進んで集まりに出かけて、事あるごとに「ハイル、ヒットラー」と言っていた。その時の様子を懐かしげに話す一方で、収容所の近くの人や、収容所で働き口にありつけた人は、まざまざと見る現実を『思い出したくもない!」と口調を激しくする人は皆無だった。未だに「悪夢」を見るということ人もいなかった(と思う)。
ユダヤ人は元々嫌われていたから……という人もいた。近くに農家の男はよくうちの納屋に隠れていたユダヤ人がいたと言って、監督さんが「そんな時どうしましたか」と聞いたら「すぐ収容所に電話したよ」とこともなげに言っていたが、監督さんの質問を「そんな時、あなたは助けようと思わなかったのですか」にしたらどんな答えをしたか聞いてみたかった。
どんな異常な境遇でも「日常」になる怖さがひしひしと感じた。
2022年08月05日
この記事へのコメント
コメントを書く