2022年07月24日

オンラインで SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022(4)『クィーン・オブ・グローリー』『ラブ・ミー』

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🎬『クィーン・オブ・グローリー』ナナ・メンサー監督、脚本、主演/アメリカ/78分/日本初上映

ガーナ系アメリカ人サラは、大学で博士課程を取得中。そのキャリアを捨て、妻のある恋人とオハイオ州へ越そうとしていた。そんな時、さっきまで電話で話していた母が急死した。母親が経営していたブロンクスにあるキリスト教の小物や本などを売る店を相続することになって……。

アメリカ映画とは思えないほど異国情緒満載のハートフル・コメディ。

主役が監督さんでヘヤスタイルが変わるごとに意識の変化があった。お顔にタトゥーが入った本屋店員の男も、始めはどんな男だ?と見ているこちらも警戒するが、だんだんと正直な人間味がわかってくる。

それと同じようにエリートの黒人女性のサラを見る「ガーナ系の方々」もサラの変化を受け止めていた。


🎬『ラブ・ミー』マリナ・エル・ゴルバチ、メフメト・バハドゥル・エル監督/ウクライナ、トルコ/90分/2013年

親が決めた結婚を目前に控えたトルコ人のジェマル(ウスハン・チャクル)は、親戚に連れられて独身最後に羽目を外すためのウクライナに出かける。ジェマル自身は渋々同行する。

ウクライナのクラブで出会ったサーシャ(ヴィクトリア・スペスィヴセヴァ)は、稀に見る美女で一目で魅了されて……。

美しいウクライナ・キエフの街が画面いっぱいに映し出されていた。今はどんな風景になっているのか……と思うと、この作品に出ている男と女の間柄に似て、切ない気持ちになった。

トルコの男たちは2、3ヶ月に一回ぐらいバスツァーで「美しい女性がたくさんいるウクライナ」に行っているようだ。素晴らしい美女サーシャは娼婦で、家族も彼女の美しさを武器に大金持ちのパトロンを望んでいる。

だからジェマルを見て「こんな男を客にとって気は確かか?」と言われている。サーシャは親の本心を知るためにジェマルを誘ったのだろうが、意に反して二人は離れ難い気持ちになっていくのだ。
posted by ミッキー at 03:36| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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