2022年07月18日

第30回レインボー・リール東京〜東京国際L&G映画祭〜(2)『スウィートハート』『秘密のふたり』

昨日、東京の映友Nさんもこの映画祭に来ていらっしゃって、スパイラルホールの椅子にかけて30分ほどお話した。大阪アジアンでもすれ違いだったのできっと東京国際からお会いしていない。「次は10月の東京国際映画祭だね」と言い合ってお別れした。

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🎬『スウィートハート』マーリー・モリソン監督/イギリス/103分/日本初上映

エイプリル(自分ではAJと呼んでもらいたい)は人付き合いが苦手でいつも不機嫌な17歳女子。母親は問題行動で停学になったエイプリルを、妊娠中の長女夫婦と合流して家族旅行に連れて行く。

Wi-Fiもない海辺のキャビンで1週間も過ごすなどエイプリルにとってサイテーな家族旅行と諦めきっていたが……。

これ、とってもピュアな作品だった。

ストーリーは友人の少ないエイプリルが、海辺のプール監視員の自由気ままなアイラと出会い、恋が芽生え、次第に自分の心を開いていくという普遍的ものだが、家族が問題行動を起こしたエイプリルの真の姿を理解していて、そうであっても「家族や友人」を拒否することはいけない、このままではいけないと陰ながら心配しているところが、よくあるレズビアン映画ではなかった。

姉夫婦も自分たちのことしか考えていない素振りだけど、ちゃんとエイプリルのことを見ていて、最後に「ママ、エイプリルは心配ないよ」と伝えていた。

観たすぐ後には「まあまあ良かった』と思ったが、時間が経って行くに従って「多幸感」が広がっていく作品だった。


🎬『秘密のふたり』マリオン・デセーニュ=ラヴェル監督/フランス/80分/日本初上映

ネジュマはパリの公営団地で母と妹と暮らすアルジェリア系移民の少女。同じ移民仲間のグループといつもつるんでいる。団地内の公園にあるベンチは仲間たちの集合場で、そんなことなど引っ越して来たばかりのジーナは知らなくてネジュマの仲間と喧嘩になる。

ネジュマはその日、学校でジーナを見ていて一目惚れ。音楽の知識の広さもあって忘れられない存在だった。それが敵対するグループの子だったので、喧嘩する時も立場が微妙。それに住まいは同じ棟の向かえの部屋。

お互いに惹かれていてもグループ同士の対立により、近づけない二人だが団地の屋上で夜な夜な密会を続けていたが、それもできなくなって最後に選んだのは「みんなといる時は悪口言ったり喧嘩するし叩いたりしよう、でもそれは表向きだからね」と誓い合って、それぞれ現実と向き合う。

★現代のガールズ版「ウエスト・サイド物語」と言えそう。
posted by ミッキー at 10:54| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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