今日は「大須シネマ」さんにかかっている『草原の実験』を観に来た。
何年か前に観て衝撃を受けた作品。もう一度あの衝撃シーンを観たさに来てみた。いつも観客は一人、二人だが、今日は土曜日とあって八人。
今週はこれと『少女は自転車にのって』と『青いパパイヤの香り』で名作揃い。一律1400円だが高いとは思わなかった。
🎬『草原の実験』アレクサンドル・コット監督、脚本/ロシア/97分/2014年

広大な草原地帯の中、たった一軒の家があって、そこには貧しいが仲のよい父親と美しい少女が住んでいた。その娘の名はジーナ(エレーナ・アン)。素朴な美しい少女に魅せられた青年2人が時々やってきて見つめ合って帰って行く。セリフは一切ない。最後の一瞬は分かっていても、衝撃をうけた。
★旧ソ連のカザフスタンで起きた実際の出来事(旧ソ連の核実験場だったセミパラチンスク。この地で核爆発は467回に及んだ。放射性物質は、チェルノブイリ原発事故の5000倍といわれている)に着想を得て作り上げた。
★2014年・第27回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最優秀芸術貢献賞を受賞した。