よぼよぼの老夫婦の住む農場には離れ小屋(数人が泊まれる)があって、泊まりたい人は電話をかけて予約をとるようになっているが、人里離れていて名所など皆無でほとんど客はいない。周りには大きな池があって「ワニ」が棲んでいる。
そこにポルノ映画を撮ろうと機材やスタッフ、無名の俳優たち5、6人でやって来た撮影隊。貸し主の老人は「一人ではなかったか」と怒るが「余分に払うから頼むよ」と許可をもらう。
しばらくして徘徊、性的妄想がある家主の老妻がふらふらと離れ小屋をのぞき見していて……。

始まりが警察のパトカーが老夫婦の家を捜査しているので、結末はわかってしまうのがちょっと残念。
でもポルノ映画撮影と知らずに来た女優がいたり、録音技師の若い女が「私も出てみたい」と言い出したりで撮影も途中まではうまくいった。
その後、一人減り、二人減りと老夫婦の……書けるのはここまで。軽い感じの納涼ホラー。