Netflix『我々の父親』ルーシー・ジュルダン監督/アメリカ/97分
精子提供によって生まれたジャコバ・バラードさんは、一人っ子で寂しく兄弟や姉妹が欲しいと思っていた。
ある時、彼女はDNA検査キットの結果から調べてみると、自分に異母兄弟がいることを知り、嬉しくなったが、1人の精子から3人までという規則に反してなんと7人も出てきた。
お互いの存在を知った異母兄弟たちは、自分たちの親の不妊治療を行った医者が、同意はおろか、事実を知らせることもなく「自らの精子で受精を行っていた」ということがわかって……。
この事件は知っていたので興味深く見せてもらった。最後には70人以上の方が確実に医者の遺伝子を持っていて、地域としては近いところに住む人たちもいる。知らずに結婚ということもあり得るので、結婚の時は「両親」に確かめないといけないとジャコバさんが言っていた。
最後にこの有名医師以外に、自分の精液を使った医師が思いのほか多かったのには驚いた。この事件は子だけじゃなく孫、曾孫の世代にも近親結婚が危ぶまれるという大きな問題になっていくと思うと恐ろしくなった。
2022年05月23日
この記事へのコメント
コメントを書く