🎬『生きててよかった』鈴木太一監督、脚本/119分/5月13日より新宿武蔵野館、名古屋伏見ミリオン座にて全国ロードショー公開。
相手にがむしゃらにむかっていくことで地味ではあるがファンを獲得していたプロボクサー・楠木創太(木幡竜)は長年の激しい闘いで体を蝕み、強制的に引退を迫られた。
引退を機に恋人・幸子(鎌滝恵利)と結婚。新しい生活をスタートさせるが、新しい働き口では役に立たず長続きしなかった。
悶々としていたそんなある日、創太のファンだと名乗る謎の若い男(柳俊太郎)から、大金を賭けて戦う秘密の地下格闘技に誘われて……。
この作品はオンライン試写で見た。ゴールデンウィーク中の夜中、小さなiPadの画面で見た。見終わって寝ようとしたが無理だった。頭が興奮していて気持ちが冴えきっていた。
この作品に出てくるほぼ全ての人は良い悪いによらず「この場所で生きていく」ことに自覚はないものの「迷い」がないように感じた。
それに役者=実生活において「役どころと同じ感情」を持っているのではないか、とも感じた。
これほど、サラッと「死」を描いた作品は知らない。
★主役ボクサーと母親の骨格や話ぶりがとても似ていて、監督さんの役者選びに驚いた。
2022年05月06日
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