🎬『山歌』笹谷遼平監督、脚本、プロデューサー/77分
1965年。東京に暮らす中学生の則夫(杉田雷麟)は受験勉強のため、夏休みに祖母の家がある山あいの田舎へやって来る。
ある日、則夫は財産や戸籍を持たず、山中に暮らし、山から山へ放浪の旅を続ける山窩(サンカ)の父娘(渋川清彦 小向なる)と出会う。これまで親の干渉や友人関係で悩んでいた彼は父娘と交流するうちに、自然と共生共存する生き方に魅了されていく。
かつて日本の山々に実在した流浪の民・山窩(サンカ)を題材に都会に住む孤独な少年とサンカの父娘の交流を描いた作品。
山々を集団で渡り歩く「木地師」(山の木を材料にして腕や桶などを作る)のことは知っていたが、サンカのことは知らなかった。映画中に差別されている場面や警察などから厳しく諌められているシーンもあった。
サンカについて早速調べてみた。
興味深い内容だった。映画はミッキーにとっていろんなことを教えてくれる学校のようなものだ。授業料は約2時間の1200円。安いものだ。
★娘を演じる女の子には野生的な顔や姿が足りないのが残念だった。
2022年04月23日
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