1971年。米国南部のテネシー州。黒人の青年のブランドン(ディオンドル・ティーグル)は、無実の罪で刑務所にいたが、監視のすきを狙って脱獄に成功。前から打合せしていたブランドンの姉アンジェラ(フェイス・モニーク)と兄のクラレンス(トラヴィス・カットナー)が、車で迎えに来てくれた
3人が子どもの頃に過ごしたことにある祖父の牧場で隠れることにしたが、祖父が亡くなって随分経つので、今は廃屋になっていた。この小屋でほとぼりが冷めるのを待って真面目な生活を送るつもりでいた。
ところがその晩、誰もいないはずの廃牧場に白装束の男たちが集まり、十字架に火を点け、黒人女性を生贄に捧げる儀式を行おうとしていた。この廃屋はKKKの集会場となっていたのだ。

KKK(クー・クラックス-クラン)のことはよく映画にも出てくるのでよく知っていたつもりだったが、黒人を食べてしまうなどはこの映画で初めて知った。全般的にテンポはゆっくりだが、相当キツイ場面が出てくる。
兄弟たちは必死。KKKは被り物をしているから「誰」がやったかはわからない。それをいいことに酷いやり方で責めてくるのだ。
是非とも観てくださいとは言えないレベルだが時代感だけはバッチリ出ていた。
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