東京では日本未公開の新作イタリア映画11本を中心に計16本、大阪では新作7本上映。チケットは4月16日(土)から発売されている。両会場での上映後にオンライン開催も予定されている。
巨匠の監督作や名優の出演作から、新進気鋭の作品まで、さらにイタリア映画ならではの抱腹絶倒のコメディーやラブストーリーなど、バラエティーに富んだラインナップで今のイタリア映画をご紹介。下記は上映作品中の3題。
🎬『ある日、ローマの別れ』
『いつだってやめられる』シリーズで人気のエドアルド・レオの監督・主演作は、ローマの街並みの美しさを存分に堪能できるロマンチック・コメディーで、長年交際しているカップルの恋愛の難しさを描く。小説家トンマーゾは、本名を明かさずペンネームで恋愛相談コラムの執筆もしていた。ある日、長い付き合いとなった恋人を傷つけずに別れたいという相談が寄せられるが、相談者は恋人のゾエだった。
[2021年/116分] 原題:Lasciarsi un giorno a Roma 監督:エドアルド・レオ

🎬『内なる檻』
イタリアを代表する名優トニ・セルヴィッロとシルヴィオ・オルランドが共演。その対決が見応えたっぷりのディ・コスタンツォ監督の第3作。閉鎖が決まった刑務所で、移送先の都合で受刑者12人が一時的に残され、刑務官15人が監視にあたることになる。ケータリングになった食事はまずく、活動を制限され不満を強める受刑者たちと刑務官たちの間に緊張が高まる。ヴェネチア国際映画祭特別招待作品。
[2021年/117分] 原題:Ariaferma 監督:レオナルド・ディ・コスタンツォ
🎬『そして私たちは愚か者のように見過ごしてきた』
笑いと恋愛の中にも巧みに風刺を織り込みながら、労働システムの劣悪化を痛烈に批判するピエルフランチェスコ・ディリベルト監督(『愛のために戦地へ』)の第3作。企業の管理職にあったアルトゥーロは、自らが導入したアルゴリズムによって解雇される羽目になる。恋人も友人も失い、貯金もない48歳の彼が唯一探し当てた仕事は、グローバルIT企業フーバーが経営する飲食宅配代行の配達員だった。
[2021年/108分] 原題:E noi come stronzi rimanemmo a guardare 監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト
詳しくは https://www.asahi.com/italia/2022/
★花開くコリア・アニメーション2022

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