2022年02月13日

死刑執行世界第2位の国から 2月18日公開『白い牛のバラッド』

🎬『白い牛のバラッド』ベタシュ・サナイハ、マリアム・モガッダム監督、脚本/イラン、フランス/105分/2月18日よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー公開 

無実と叫ぶ愛する夫を死刑で失い、ろうあの娘を育てながら懸命に生きるシングルマザーのミナ(マリヤム・モガッダム)。死刑後しばらくして夫の無実が明かされる。

多額の賠償金が支払われるが、彼女は刑を決めた判事たちに謝罪を求める訴訟を起こそうとする。そんな時、夫の友人と名乗る男レザ(アリレザ・サニファル)が現れる。彼は以前、夫からお金を借りたのでと大金を持参し、家を提供してくれたりしてくれた。

ミナは親切な彼に徐々に心を開き、3人は家族のような関係になっていく。

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緊張感のある心理描写に満足した。

第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された作品で、主演の美しい未亡人・ミナ役もモガッダム監督が演じている。苦悩する母親に手話で「どうしてここにシワがあるの?」と健気に聞いてくる娘とふたりひっそりと暮らしている中に、突然、神様の使いか?と思わせる男。

心がねじ曲がっているミッキーなら「何か魂胆があるはず」と疑うが、ミナはその点、無防備に信じていく。

それと同時にイランにおける母娘ふたりへの風当たりは強く、わずかな時間、男を部屋に入れたからとアパートを追い出したり、不動産屋でも貸してくれる部屋などなく、驚くことばかりだった。

posted by ミッキー at 09:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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