🎬『さがす』片山慎三監督、脚本/123分/伏見ミリオン座にて
大阪の下町に暮らす中学生の娘・原田楓(伊東蒼)は、どうしょうもない父親・原田智(佐藤二朗)と二人暮らし。ある日「指名手配中の連続殺人犯を電車で見たんや。捕まえたら300万もらえるで」と意気込んで言っていたが、いつもの冗談だと思って楓は相手にしなかった。
しかし、その翌朝、智が忽然と姿を消した。警察に相談しても相手にされない中、必死に父親の行方を捜す楓。やっと日雇い現場の作業員に父の名前を見つけたが、その人は父とは違う若い男(清水尋也)だった。
『岬の兄弟』の監督さん。期待満々で初日初回で伏見ミリオンにきた。オミクロンの中でも40人ほどで一例に3人とちょうどいい人数。
性格俳優の頂点にある佐藤二朗さんが主役だから、ストーリーも一筋縄ではいかないのはわかっていたが、緊張感は最後まで持続するものの、ちょっと無理な展開が多々あった。最後の着地にも疑問が残る。
『岬の兄弟』は映画の神様が微笑んだのかと思うほど上出来だったので気落ちした。娘役の伊東蒼が◎
🎬『シークレット・マツシタ 怨霊屋敷』ドリアン・フェルナンデス=モリス監督、製作、脚本/ペルー/77分/イオンシネマ名古屋茶屋にて
南米ペルーの首都リマに、その昔、日系一家が暮らしていたという屋敷「マツシタ邸」は今では荒れ放題で幽霊屋敷と言われていた。そこは凄惨な事件が起きた邸で、数々の超常現象も目撃されていた。その邸に大学生の撮影グループが潜入したが……。
珍しいペルーのホラーで、マツシタという日本名だから茶屋まで観に行った。評価をみるとすこぶる悪評だったけど、ホラーをほっとけないタチなので覚悟して観た。そう怖くないホラーなのでホラー初級向け。だけど日本の小物が全然なかったのが残念。突っ込みながら観ていたので退屈しなかった。
★初日初回が5時過ぎで、お客は6人だった。ミッキー以外は男性だった。
★ 東京都内の3館限定で、マツシタさんの鑑賞料金が無料になる。実施されるのは、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテの3館。
2022年01月21日
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