🎬『ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス』ピーター・ベルゲンディ監督、脚本/ハンガリー/116分/2月4日よりヒューマントラストシネマ、シネ・リーブル梅田で開催される「未体験ゾーンの映画たち」に於いて上映
第一次世界大戦で自身の生死体験を元に死体と遺族を撮影する「遺体写真家」の男・トーマス(ビクトル・クレム)は街のバザールで死体写真を売って生活していたが、そこに来たある村の男たちや美しい少女アナが「死体なら村にいっぱいあるよ」という言葉に誘われて行ったところ、戦争で死んだ者やスペイン風邪で亡くなった人々が埋葬されずに寝かされていた。
凍土のために穴が掘れるまでこのまま置いておくらしい。死体は腐らない状態で置かれていて、1人ひとり家族と共に、まるで生きているように写真を撮るトーマスだったが……。
(C)SZUPERMODERN STUDIO
今までに中国のインディペンデント映画で「死体と結婚する冥婚」の作品は観たことがあるが、遺体と一緒に写真を撮って、たいそう喜んでもらっているのは初めて。
ちょっと固くなった体を捻じ曲げて椅子に座れせて、髪をとかし、化粧して、写真を撮る……その様子はホラー好きには堪らないシーン。だけど、それは序の口で……書けるのはここまで。未体験ゾーンに閉じ込めておくには勿体ない作品だ。
★2022年アカデミー賞国際⻑編映画部⾨ハンガリー代表作に選定された。ホラー映画として異例なこと。
★ヒューマントラストシネマ渋谷のスケジュール(大阪シネ・リーブルはまだスケジュールが出ていない)
https://ttcg.jp/human_shibuya/movie/images/3f9ad8be179d31dee687a7b470191098a8ba3226.jpg
2022年01月20日
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