昨日も大災害のための公衆電話探し。一つ先のバス停に公衆電話ボックスがあって、大病院の脇にも公衆電話ボックス、そして中規模の公園のそばにもあった。ミッキーの足で600から700歩のところだ。近場にあった公衆電話ボックスはなくなっていた。いつも行く喫茶店のお仲間が「いざ、大きいのが来たらそんなこと忘れてしまうよ」とからかわれたが「知ってると知らないでは大きな違いがあると思うよ」と負けずに応戦した。
🎬『フタリノセカイ』飯塚花笑監督、脚本/83分
保育園で働く今野ユイ(片山友希)と実家の弁当屋を母親と共に営んでいる小堀真也(坂東龍汰)は、出会ってすぐに恋に落ち、結婚も視野に入れてお付き合いしていた。
だが真也には彼女に伝えていない秘密があった。それは、体は女性で心は男性のトランスジェンダーだということだった。いざセックスという直前にやめてしまう真也に不安を感じていたユイは、しばらくして理由を知る。結婚もできない、セックスできない、子どももできない……とないないづくめ。保育士という職場で自身も子どもが大好きなユイは悩むが、同棲生活をスタートさせた。
数年の間、彼への愛は変わらなかったが、子どもを持ちたいユイの気持ちはおさまらず、2人は別々の道を歩むことになった。
腑に落ちない点が多々あった。会ってから10年の月日を描いているとのこと、その10年の時の隔たりを感じなかった。せいぜい5年だ。それと真也の友人・添田俊平(松永拓野)との出会いが意味深(とあるスナックでウェイターを通じて真也にワインをプレゼントして微笑みあっていた)で、この2人の生活はただの同居人か?と疑ってしまう。
観終わるまでに中年女性の2人が途中退場していた。ミッキーは物語の先行きが知りたくて最後までいたが、この2人(いや、3人かな)この先、どうなっていくのか心配になった。
🎬『エル プラネタ』アマリア・ウルマン監督、主演、製作、脚本、衣装/アメリカ、スペイン/82分
ロンドンで大学生活を終えたレオ(アマリア・ウルマン)は、母親(アレ・ウルマン)が暮らす故郷・スペインの海辺の町ヒホンに一時帰国した。母親は家賃滞納でアパートをあと数週間で退去を迫られていて、電気も停められる状態だった。
モノクロの美しさ、街を行き来する普段の人々の様子、映画の終わりの見事さ等々、素晴らしい才能の持ち主だ。だがミッキーとしては心臓に悪い作品で、あんなにお金がないのに能天気すぎる❗️と怒りすら湧いてきた部分もあった。
今日観た2本とも「これからどうなっていくのか……」の作品だった。
2022年01月18日
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