東京・神保町にある岩波ホールが今年の7月29日をもって閉館するというニュースが発表された。ここで上映される作品は単館系劇場の中でも特別な存在だった。映画好きを自任するミッキーもここに行くときは少し緊張した。もちろん良い意味でのことだが、ここで上映されて1ヶ月後あたりに名古屋で上映というブランクがあったが、初公開劇場が岩波ホールという特別な気持ちを持って観にくる方々も少なくないと思う。そういう特別な劇場が閉館されるニュースは時代の流れと分かっていても残念だ。
岩波ホールは1968年2月に多目的ホールとして開館し、半世紀以上の歴史を持つ単館系の映画館。新型コロナウイルスの影響による急激な経営環境の変化や、それに伴う劇場運営の困難で閉館が決まったとホームpに書いてあった。閉館までにもう一度行ってみたい。
🎬『クナシリ』ウラジーミル・コズロフ監督、脚本/フランス/74分/今池シネマテークにて
ロシアが支配する北方領土・国後島の現実を描いたドキュメンタリー。北海道から16キロに位置し、夜など遠くに明かりは見える位置で、かつては四島で約1万7000人の日本人が暮らしていたという北方領土。
戦後1947年から日本人の強制退去が行われた。強制退去は全財産を奪われ1人20キロの荷物で退去したらしい。今のクナシリは殺風景なところが多くロシア人の島民はほとんどの方が不便で不清潔な環境で暮らしをしている。
島民たちは懐かしそうに日本人の思い出を語ったり、将来の展望を日本に求めていたりで悪い気はしなかったが、このクナシリの地が観光地になるとはとても思えなかった。
2022年01月13日
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