🎬『私はいったい、何と闘っているのか』李闘士男監督/114分/ミッドランドスクエアシネマにて
地元のスーパー・ウメヤで働く45歳の伊澤春男(安田顕)は、勤続25年にして万年主任。彼を引き立ててくれる上田店長の「春男はこの店の司令塔だ!」という言葉にやる気満々で働いていた。
そんな彼の願いは「店長」になることだったが……。
お笑い芸人・つぶやきシローの同名小説を実写映画化。
初日初回に行った。35人ほどの入りで男性3、女性7の割合だった。これ、今日公開で正月もやるなら、日本映画大好きな方、是非、年始年末の予定に入れてほしい。
まあ、春夫の人生、家庭も職場も「一人相撲大会」みたいなものだけど、多少なりとも今を生きる人に「あるある、あるよなぁ」なことがきっと見つかると思う。
会社内で冷遇されているわけじゃないのに、なぜか侘しくなったり、まっすぐ家に帰らずいっときどこかで1日の汚れを落として(春夫の場合は町の食堂)帰宅するなど、働くお父さんの「あるある」映画だった。
めちゃくちゃ不幸せにも幸せにもならない展開だけど、観たあとは幸せな気分にさせてくれた。
2021年12月17日
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