後藤家の主婦・篤子(天海祐希)はサラリーマンの夫(松重豊)とフリーターの長女(新川優愛)と大学4年の長男(瀬戸利樹)の四人暮らし。住宅ローンは残っているが戸建て住宅。家計の一切を任されている篤子はパートをしながら、やっと700万円の貯金ができた。
ところが義父の葬式、長女のデキ婚でほとんどが消えてしまう。そこに夫の勤める会社が倒産、退職金は無し！篤子のパートもリストラされて、結婚30年にして夫婦とも失職。だが後藤家の金難はまだまだ続き……。
こんなにキャッチ力抜群の題名を持つ作品はそうない。監督は『ブタがいた教室』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲。原作は女性が直面する悩みを題材に創作する垣谷美雨。
先は闇の言葉とおり、苦難、金難は突然やってきて、地道にやってきた篤子を苦しめるが、絶体絶命のピンチ！どん底になってからの篤子は目を見張るほど変わる。その変わりように注目いただきたい。
★ 「老後資金2000万円必要」というニュースは耳にしていたがミッキーにとって他人事ではなかった。この夏にガス湯沸かし器から始まって、水洗トイレ、クーラーが小1ヶ月の間に壊れて、相当額の出費があっので、生活費以外の「老後資金」に無関心ではいられなかった。
