以前は、正反対の性格ではあったが、お互いを認め合う相棒同士だった刑事ハンスとミンテ（イ・ソンミンとユ・ジェミョン）は、韓国の仁川で猟奇殺人事件が発生したことによって捜査1班を率いるハンスと2班を率いるミンテが昇進をかけて捜査に乗り出す。
やがてハンスは容疑者を逮捕するが、冤罪を確信したミンテが独断で釈放したことで捜査は混迷を極め、2人の溝はさらに深まる。
そこに、昔関係のあった情報屋のチュンベに呼び出されたハンスは「猟奇殺人事件の重要な情報」を教えるといい、その交換条件にチュンベが起こした殺人のアリバイ工作に協力してくれと頼まれて……。
2004年のフランス映画『あるいは裏切りという名の犬』を基に脚色を施して、猟奇殺人事件に運命を狂わされた2人の刑事を描いた刑事もの。
初日初回に行った。3割は入っていたので金曜9時半過ぎだから良い入りだと思う。
『孤狼の血』韓国版と言えそう。俳優さんは一見地味目の方々だが演技は確かで「韓国俳優の幅の広さ」を感じさせてくれた。
目を背けたくなるシーンが多々あるが、これがなければ韓国映画とはいえまい。
