🎬『クリスマス・ウォーズ』イアン・ネルムズ、エショム・ネルムズ監督、脚本/イギリス、カナダ、アメリカ/100分/ミッドランドスクエアシネマ2にて
クリス・クリングル(メル・ギブソン)と妻ルース(マリアンヌ・ジャン=バプティスト)は、何百年にもわたりアラスカの森に棲んでいる本物のサンタクロース。この頃、サンタクロースを信じない子が増えて、それに伴い政府からの報酬が削減されてしまった。
その影響で彼が営むおもちゃ工場と従業員は深刻な財政難に陥ってしまう。仕方なくクリスはアメリカ陸軍から依頼された兵器の製造の仕事を受ける。
一方、裕福な12歳の少年ビリー(チャンス・ハーストフィールド)がクリスマスのプレゼントを期待していたが、外国にいる父親からはぬいぐるみ、サンタクロースからはひとかけらの石炭だった。怒ったビリーは、敏腕の暗殺者(ウォルトン・ゴギンズ)に、サンタクロース暗殺を依頼した。
メル・ギブソンのお髭顔ならサンタクロースにぴったり。
今どき、サンタクロースを信じている子どもはいるのだろうか。10歳以下ならいるかも、だが10歳になっても信じているのはちょっとひいてしまう。大金持ちの孤独な少年は12歳、傲慢な性格で友人もいなく、話し相手は召し使いだけ。だからサンタクロースを信じていてもおかしくないギリギリの線だ。
その男の子が父親からのクリスマスプレゼントにぬいぐるみ。サンタからのプレゼントが石炭(?)
12歳の男の子がぬいぐるみでは父親の検討違いも甚だしい。男の子が金にあかせて殺し屋を雇い、サンタクロースを殺せとは……そこで標的になったメル・ギブソンとなるわけだ。
★宣伝はあまりしていなかった作品だが意外な展開もあって楽しめた。
2021年10月01日
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