2021年09月04日

あいち国際女性映画祭2021(3)『モルダオガの森』『ビクティム(たち)』

🎬『モルダオガの森』カオ・ジンリン監督、脚本/中国/120分

モルダオガの原生林の森で捨てられていたリンズー(ワン・チュエンジュン)はエヴェンギ族の夫婦に拾われ、長男トゥートゥー(シー・リージェン)の弟として豊かな森の中で育てられた。しかし、熊に襲われそうになったリンズーを助けるために母親は死んでしまった。

それをきっかけにして森を離れて町で住むようになった。成長した兄弟は森の木々の伐採する職についた。兄は町の生活を好み、弟リンズーは木の匂いのしないところには住めない男になっていた。

ある日、エヴェンギ族の女チュン(チー・シー)が現れたことで、兄弟の仲が崩れてくる。

エヴェンギ族の作品は、中国インディペンデント映画祭や山形ドキュメンタリー映画祭で上映された『オルグヤ、オルグヤ…』『雨果の休暇』『最後のハンダカン』がある。森の中で生活を侘しいと感じるか、心から安らげる土地と思うかで人生の方向が違ってくる。

兄は自然を無視して金のために木々を伐採し、弟は森の木々を守る「母木」を切っては災いが起こると猛反対する。

作品は後半の流れがわかりにくなったが、兄弟を演じた2人が「青年から大人」になるまでを自然なメイキャップで納得する面立ちで演じていたのが印象に残った。

🎬『ビクティム(たち)』レイラ・ジューチン・ジー監督/マレーシア/108分

F76269D6-D772-4793-8AA0-4D970D8785C2.jpeg

マレーシアの首都・クアラルンプールで男子高校生3人が襲撃される事件が起きた。1人は死亡、2人は重傷を負った。この凄惨な事件は世間から注目され加害者と母親は激しい避難をあびる。死亡した方の家族は同情を集めたが……。

加害者生徒はひ弱な優等生で家庭は金持ち。一方の殺された男子はイケメン不良で貧しく、日常的にカツアゲやイジメをしていた。

生徒たちはマスコミからのインタビューに「何を考えているかわからない男子だった」と言い、亡くなった生徒を「明るくて人気者だった」と口裏をあわせていた。

マレーシアじゃなくても起こりえる話だが、イジメシーンや暴力シーンが「丁寧」に撮られていたので、疲れたし落ち込んでしまった。





posted by ミッキー at 20:22| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: