1969年、ゾディアックと名乗る男の連続殺人事件が起きる。ゾディアックはその事件の詳細を書いた暗号のような手紙を数社の新聞社に送りつけて来た。
手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール（ロバート・ダウニーJr）や同じ社の風刺漫画家ロバート（ジェイク・ギレンホール）は、その事件にのめり込んでいくが……。
15年前の作品。公開当時、10年前、そして今日と3回目だが引き込まれる度合はますます大きくなっていた。『セブン』の監督さんだ。共通項は「図書館」ということは、今頃、遅いが改めて知った。
ジェイク・ギレンホールがいい（妻になるクロエ・セビニーも）。始めは頼りない挿絵画家だったが事件にのめり込むうちにただならぬ雰囲気になっていき、家庭崩壊の寸前までいく。漫画屋の蔑みもあった中で、ひたすら真相を求めるエネルギーは途絶えることなく続く。
事件解明まであと一歩……しかし今なお、事件は解決していない。そんな事件の裏を丁寧に描かれていた。
