🎬『すべてが変わった日』トーマス・ベズーチャ監督、脚本/アメリカ/113分
1963年、元保安官のジョージ・ブラックリッジと妻のマーガレット(ケビン・コスナー& ダイアン・レイン)は、落馬事故により息子のジェームズを失ってしまう。遺された未亡人ローナと幼い息子のジミーはしばらく一緒に暮らしていたが、ローナが再婚することになり、幸せを祈りながら新しい生活を応援していた。
そんなある日。マーケットの駐車場でローナと孫のジミーが再婚相手の男ドニーから暴力を受けている現場を見てしまったジョージとマーガレット。その時は黙って遠目に見ていたが、日をあらためて家に訪ねていくと、一家3人はノースダコタ州の実家に転居した後だった。
夫婦に黙って行くのもおかしいと思い様子を見にノースダコタに向かうと……。
ダイアン・レインとケビン・コスナーが危険な一家に連れ去られてしまった孫の救出のために力合わせて頑張るスリラー。
愛する一人息子が死んで、遺された嫁と可愛い初孫の男の子が再婚する時も結婚式をしてあげていたジョージとマーガレット。そんなに日もたたないのに暴力を振るっている現場を見てしまった。これ、偶然に見たのだが、見なかったらどうなっていたかと思うとゾッとする。
再婚相手の男の実家の中心にいるのは、異様な女家長のブランシュ(レスリー・マンビル/怖かった◎)で、元保安官ジョージはその異常さと日常的な暴力に「嫁はともかくも、孫だけは、ここから救わなければ」と、極悪非道の一家に立ち向かう。
かっこいいだけじゃないケビン・コスナー、優しいだけじゃないダイアン・レインの奮闘を見ていただきたい。
2021年08月06日
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