2021年08月04日

名古屋今池シネマテークで『東京自転車節』『東京グルド』

🎬 『東京自転車節』青柳拓監督/93分

新型コロナウイルスのため緊急事態宣言が発出された2020年の東京。山梨の実家で暮らしていたが失職したので、東京に出て自転車配達員として働くことになった青柳監督は、スマートフォンなどで自分の活動を記録していくセルフドキュメンタリー。

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街中でよく見るウーバーイーツだが、このドキュメンタリーを見るまで「自転車さえあれば誰でも簡単にアルバイト感覚でできる」と思っていたが、大違いだった。映画を見てから女性のウーバーイーツの方も数人みた。みんなご苦労していると思うと頭が下がる。

監督さんもウーバーイーツをやりながら笑える失敗や笑えない失敗を繰り返してちょっと成長したようだ。監督さんの人柄かアパートに泊めてくれたり、時々心配して様子を聞いてくれる友人がいた。何もないけど「友だち」はいた!ことで、幸せも感じさせてもらった。

🎬『東京グルド』日向史有監督/103分

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故郷での迫害を逃れて、小学生の頃に家族で日本へやってきたトルコ国籍のクルド人のオザンとラマザン。

難民申請を続けていて、入管の収容を一時解除される「仮放免許可書」を持っているが「不法滞在者」の身分。そんな不安定な身でありながら、2人の若者は夢を持っている。しかし、住民票がないために、自由に移動することも、働くこともできない。

そんな時、東京入管で長期収容されていたラマザンの叔父メメットが極度の体調不良になるが、病院に搬送されたのは30時間後のことだった……。

名古屋入管に収容されていたスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが今年の春に適切な医療を受けることなくお亡くなりになった事件を知ったばかり。このドキュメンタリーでも同じことが起こっていた。我が国のやり方の裏をまざまざと見せてもらった。

オザン青年は長身で美男子。テレビ番組の紹介者に選ばれたが「仕事をしていけない」という規則でお流れになっていた。彼は日本語の読み書き、グルド語、トルコ語が堪能なので、活躍できる日が近いことを心から祈っている。

posted by ミッキー at 22:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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