2021年07月22日

DVD『ドイツ零年』

伊豆高原に来て3日目。テレビは面白くないし、食べて、温泉に入って、寝転んで、ウトウトの繰り返し。あくびも出ない。名古屋から持ってきたDVDも途中で眠くなったりして、やっと最後まで見たのがこれだった。

DVD『ドイツ零年』ロベルト・ロッセリーニ監督、脚本、脚色/イタリア/78分/1948年

第二次大戦直後のベルリン。全土が瓦礫と廃墟になっている。焼け残った建物の一角に間借りしているケーレル一家の父親(エルンスト・ピットシャウ)は病床に伏していて、若くて美しい娘エヴァ(インゲトラウト・ヒンツ)は外国人を相手に、お酒を飲んだり話し相手になったりして家計を助けている。長男のカール・ハインツ(フランツ・クリューゲル)はナチ党員の生き残りで警察の眼を逃れて家でじっとしている。末子のエドムンド(エドムンド・メシュケ)は戦後は小学校にも通わず配給品の列に潜り込んだりして小銭を稼いでいる。

そんな時に小学校で教えてもらっていた先生に会って、ヒットラーの演説レコードをアメリカ兵に売る闇商売の片棒をさせられて……。

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当時のベルリンで撮影している作品。瓦礫の道を歩く人もきっとその時通っていた人だろう。そのリアルさがすごかった。

幼い少年のとぼとぼと歩く姿、父の棺を上から見下ろす絶望した表情は正視できなかった。兄も姉も、弟が父を殺したことを知ることもなく、その後生き続けて行けたのなら、それが唯一の「救い」だったと思う。

★ヘンデルのlargoが印象的に使われていた。
posted by ミッキー at 20:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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