進学校に通う優秀な高校3年生の少女チェン・ニェン(ジョウ・ドンユー)は、大学入試を目前にしてひたすら勉学に励んでいた。
そんなある日、同級生がいじめを苦に教室から飛び降り自殺をした。思わず飛び降りた女の子に駆け寄り上着をかけたことが発端になって、チェン•ニェンはイジメの新たな標的になってしまう。
そんな時、不良少年の喧嘩に巻き込まれていたシャオベイ(ジャクソン・イー)と知り合う。優等生と学校に行っていない不良少年という正反対の二人だったが、お互いに複雑な家庭環境で孤独に育ったという境遇が似ていることで徐々に親しくなっていく。

年寄りにはちょっとキツイ。イジメの生々しさを見て逃げ出したくなった。
印象に残ったのは、受験事情が丁寧に描かれていたこと。机の上に参考書などを山積みして勉強している姿は定番の受験期の教室だ。
主演の女の子は美人ではないが意志がしっかりした理性的な子で、一方の不良の男の子は、どの角度から見ても魅力のある子だった。
カメラは秀逸だったが顔の傷などがすぐに消えて治っていたのが不思議だった。傷が2、3日で消えることはないので、そういう点で演出の雑さが気になった。