2021年07月07日

イタリア映画祭2021 過去作品をオンラインで(2)女たちの人生『切り離せないふたり』『フォルトゥナータ』

いつも行く喫茶店でしかテレビは見ていないが、今日はカナダの熱波や山火事の映像を見た。2年前にシドニーに行った時シドニーを囲むように大規模の山火事があって、どこにいても喉がイガイガしていた。消化するので水不足になったり、日本の夏同様の「蒸し暑さ」を体験したり散々だった。

🎬『切り離せないふたり』エドアルド・デ・アンジェリス監督/104分

18歳の結合性双生児の美しい姉妹デジーとヴィオラ(マリアンナ・フォンターナ、アンジェラ・フォンターナ)は、美しい歌声でパーティーや結婚式などで歌っている。父親がマネージャー、母親は二人の世話、親戚の男性が運転手で、一家の生計は二人の肩にのしかかっていた。

ショーを見た医師から「手術すればひとりひとりになれるはずだ。無料で診察してあげる」と言われた。彼女たちはこのことがきっかけとなって周りの反対を押し切って家出をするが……。

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物語として興味をひく作品だったが、もし現実に結合双生児が生まれたら、どんな境遇の親でも、切り離せるか、それが出来ないかを医者の判断を仰ぐと思う。この両親は手術できるとわかっていて見世物のように歌わせて、と、睨んだが違うだろうか。

彼女らが家出をして「手術代のお金を貸してください。それから私たちは一生懸命歌ってお金を返します」と言って、いつも教会行事で歌うところの神父さんや、もっと稼がせてあげるからとスカウトされた興行主に頼みにいくが、答えはもちろん「NO」。

同じ結合双生児の映画で思い出すのは『ツイン・ホールズ・アイダホ』。主演はマイケルとマークのポーリッシュ兄弟。ふたりは実際に双子だが、このフォンターナ姉妹も双子で演じている。美しく、歌も上手い。

🎬『フォルトゥナータ』セルジョ・カステッリット監督/103分

移民と異文化が混沌とするローマ郊外に住むフォルトゥナータ(ジャスミン・トリンカ)は、夫ブランコ(エドアルド・ペッシェ)から心身共に痛めつけられていたが、やっと離婚に応じてもらえるようになった。彼女も親友のチカーノ(アレッサンドロ・ボルギ)と共同で美容院サロンの経営も着々と進められていた。

そんな時、8歳の娘が問題行動を起こし精神カウンセラーを受けることになった。娘は親身になって話を聞いてくれる担当のパトリツィオ先生(ステファノ・アッコルシ)が気に入って通うようになるが……。


ストーリーはあれやこれやが盛りだくさんでまとまりなし、演技も過剰気味(イタリア風 ? )。ステファノ・アッコルシも始まりは知性的なのだが、あとからが生々しくなってげんなり。 見どころは有名俳優さんが揃っているところ。

★『切り離せないふたり』『フォルトゥナータ』は、幸せをこの手で掴みたい女たちを描いている。






posted by ミッキー at 10:33| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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