Netflix『ふたりの旅路』マーリス・マルティンソーンス監督、脚本、編集/ラトビア、日本/99分/2016年
交通事故で呆気なく嫁入り前の娘を亡くし、その後、阪神淡路大震災で夫(イッセー尾形)を亡くしたケイコ(桃井かおり)は独り淋しく神戸で暮らしていた。震災から20年の月日が経った今も、誰も守れなかったという罪悪感に苛まれていた。
そんなある日、ケイコはラトビアの首都リガで開催される着物ショーに参加することになって、亡き娘の結婚式用に作った黒留袖を荷物に入れてラトビアに旅だった。
その催し会場でケイコは、震災で亡くなったはずの夫が、不思議なことに彼女の前に突然現れて……。
Netflixで何か見ようと探っていたら桃井かおりさんとイッセー尾形の『太陽』コンビだったので見ることにした。これは2017年に公開されていたが見ていなかった。
ラトビアの首都リガと神戸が姉妹都市なのでできた作品で、リガ観光と日本の古来の着物ショーの中で繰り広げられるふたりの掛け合いが自然だった。
見て良かった作品だが、一ヶ所、桃井かおりさんの黒紋付の着物が左前になっていて何回も見直した。1分以上(インタビューでケイコが身の上話をするシーン)続くので驚いた。そのシーンだけいつもいく喫茶店のママにも見せたが、ママも「これはおかしいね」と言っていた。どうしてこんなことが起きたのか、意味する事柄があったのか、今になっては映画よりそっちの方が気になって仕方ない。
2021年06月28日
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