Netflix『Believe Me』ジム•ドノヴァン監督/アメリカ/87分
この作品は、1984年に連続殺人犯ボビー・ジョー・ロングに誘拐、監禁されたフロリダに住む少女リサ・マクヴェイ(ケイティ・ダグラス)の経験したことに基づいて作られている。
少女は殺人犯の話を聞いたり、自分の経験を語ったりして同調して解放され、命からがら家に辿り着くが、母親や祖母からも信じてもらえなかった。警察に行っても真面目に取り合ってもらえなかったが……。
当時、警察では10人ほどの女性が連続で殺されていて、リサのことなどは誰も真剣に関わってくれなかった。リサは「目隠しされていたけど、犯人の住まいは他に誰も住んでいない小さな工場みたいなところで、階段には茶色の絨毯が引いてあって何段上がった」とか「犯人の顔は細長くヒゲもじゃだった」など細かいところを覚えていたので「誘拐されているのにどうしてそんなに詳しいの?」とかえって信用されなかった。
でもあるきっかけで、それは今騒がれている連続殺人犯ではないかと、男の刑事さんに理解してもらってから、ボビー・ジョー・ロングの逮捕につながるという話。
リサさんが助かったのは母親、祖母から精神的にも肉体的にもひどい虐待を受けていたから、ボビー・ジョー・ロングの孤独な琴線に触れることができたといえる。
★その後リサさんは叔母さん夫婦に引き取られた。映画のー最後に今のリサさんが登場。子どもの性被害を守る仕事に就いていて、子にも孫にも恵まれ幸せに暮らしている様子だった。
2021年06月24日
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