🎬『いとみち』横浜聡子監督、脚本/116分/6月25日より新宿武蔵野館他にて全国ロードショー公開
相馬いと(駒井蓮)は、津軽三味線が得意な 青森・弘前市の高校生。三味線を弾く時に爪にできる糸道に因んだ名を持つ少女だ。
津軽弁のなまりが強いために劣等感があって話すことが苦手な彼女は、学校でも友人が少ない。性格はじょっぱり(意地っ張り)。
練習をさぼっていたので自分の津軽三味線の皮が破れてしまい、祖母から張替えは高いんだよと言われたのにむっと来て、一大決心をして青森駅近くの「メイド珈琲店」でアルバイトを始めたが……。
第16回大阪アジアン映画祭でグランプリと観客賞を受賞❗️
『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』などで気になっていた監督さん。今作は監督も主演の駒井蓮も青森出身。
16歳でメイドカフェのアルバイト?いいのか?なんて頭に浮かんだり消えたり。でもいとちゃんの「おかえり、なぁさい、ごすずんさま」のもえもえな津軽弁、祖母の津軽三味線、父(豊川悦司)の含蓄のある台詞で、すっかり身も心も津軽に持っていかれた。
駒井蓮さんは一年間の津軽三味線特訓で映画全編の演奏シーンをものにしている。素晴らしい「じょっぱり少女」だ。
★ミッキーが芸大の時、必ず第二副科で弦楽器か木管金管楽器を選択しないといけなくて迷わずヴァイオリンを選択したが、友人はチェロは足を開くから絶対嫌だと言ってたのを思い出した。いとちゃんがあまり津軽三味線を弾かなくなったのも足を大きく開くのがネックになっていたようだ。
2021年06月10日
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