イタリア映画祭2021のオンライン上映が13日木曜日から行われる。代金を見てびっくり。新作は1500円。オンライン史上?最高額。72時間見られるが全部見れば16500円。相当の出費。さて、どうするか……。
詳しくは http://www.asahi.com/italia/2021/
🎬『明日の食卓』瀬々敬久監督/124分/5月28日より角川シネマ有楽町、伏見ミリオン座他にて全国ロードショー公開
同じ「石橋ユウ」という名前の小学5年生の息子を育てる3人の母親たち。
神奈川県に住むフリーライターの石橋留美子(菅野美穂)43歳、夫はカメラマン、息子・悠宇10歳。
大阪のシングルマザーの石橋加奈(高畑充希)30歳、パートを掛け持ちする日々。息子・勇10歳。
静岡の専業主婦の石橋あすみ(尾野真千子)36歳、夫・太一は東京に通い勤務するサラリーマン、息子・優10歳。
最愛の息子を育てながらそれぞれが生活していたがちょっとしたことがきっかけとなって、その生活が崩壊しはじめて……。
椰月美智子の同名小説を映画化。
観ていて気持ちが落ち込んだ。同じ名前を持ち、歳も同じ小学生の男の子。生活レベルは上中下。
上は、土地の名士の家柄だけど、子どもの本当の姿が見えていない
中は、夫婦ともに専門職で、やんちゃ盛りの男の子2人を育てている。
下は、シングルマザー。この母親の作る何でもない料理がよかった。この家庭の場面になると気持ちが落ち着いた。そういう雰囲気のある母息子だった。
この映画では、とことん親子が思いの丈を洗いざらい口にして、明るい兆しを見せて終わる。
だが現実に考えると「問題が起こった時」になかなか本音で親子が腹を割って話すことができるか、と思うと無理だと感じた。男の子の10歳までと10歳からでは精神的にも肉体的にも目に見えないが「少し」の変化が起きる時期だと思う。その時期の変化を親は見過ごしがちだ。
親は子の方を見ていて干渉はするが、子が持つ本質的な不満に気付いてあげるべきと感じた。
★ 高畑充希さんと山田真歩さんが◎
2021年05月11日
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