あ、そういえば昨日、信号待ちのところで「クソババァ、ドケ!」と怒鳴られた。ミッキーに決まってると周りを見ると70歳以上のお年寄りがミッキーを入れて1メートル半おきに3人並んでいたのだ。その中には杖をついた方もいた。信号が変わってすぐに渡ろうとした自転車男に怒鳴られたが、その人も老人でマスク無しで怒鳴られたのだ。怖い❗️
怒鳴られた杖老人が「マスク無しのやつに怒鳴らてまって、どもならん」とモゴモゴ言っていたが、これ以上、嫌な世の中になって貰いたくないと願うばかりだ。
今池シネマテークでは『スキャナーズ』と『ハンバーガー・ヒル』、大須シネマでは『ベルヴィル・ランデブー』のアニメ作家シルヴァン・ショメの『イリュージョニスト』がかかっている。
🎬『ハンバーガー・ヒル』ジョン・アービン監督/アメリカ/110分/1987年
1969年5月10日(奇しくも今日だ)アメリカ軍第101空挺師団は南ベトナムのエイショウ・バレーにある丘937高地で「アパッチ・スノー作戦」を開始する。
だが高地には既に北ベトナム軍が陣取っていて、機銃掃射と手榴弾によって、よじ登ってくるアメリカ兵たちを撃ちまくっていた。さらに豪雨や空からの味方による誤射もあって、戦場は地獄と化していた。

1987年製作の戦争ドラマ。ベトナム戦争に従軍したジム・カラバトソンの凄まじい体験を基に脚本を書いて、BBCのドキュメンタリー作家としてベトナム戦争を取材したジョン・アービンが監督。
シネマテークには12人ほどの観客。いつもより少ないのは、コロナのせいか、面白くないからかと心配になった。杞憂に終わった。ベトナム戦争を描いた映画はたくさんあるが、これは『プラトーン』『フルメタル・ジャケット』にも引けを取らない作品だった。出てくるのは「本当に兵隊を志願して来た」ような若者たちで(そこには無名時代のドン・チードルもいた)激しい戦いを強いられていた。
その臨場感は約35年前にどうやって撮影したのか知りたかった。
兵士たちは国を守るために戦い続けるが、国元やマスコミからは「ベトナム戦争反対!」の声が上がる。
10日間の戦いで丘を占領することができても、無力感に推しつぶされそうになったはずの兵士たちの今が知りたくなった。