第93回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞した🐙タコと人間の交流を追った驚異のドキュメンタリー映画。
出演者は海の中で撮影をしている南アフリカの映像作家クレイグ・フォスター。彼は緊張の続く仕事で心身共に疲れ果ててカメラを見ることさえもできない状態に陥った。
そんな彼は幼い時に過ごした荒波が押し寄せる海岸べりの家に留まり、ケルプ(コンブ)がたくさん繁茂する海中の森にスェットスーツも着けず冷たい海水を肌に受けて時々海に潜って生物をみていた。

タコとクレイグの純情大恋愛物語を見ているようだ。タコを見直した。これから、寿司でも酢蛸でも気軽には食べられなくなった。これは百間は一見にしかずという諺があるが是非見ていただきたい。Netflixだけじゃなくて是非とも一般公開してほしい。
娘たちに話したら「カラスとタコは利口なんだよ」とこともなげに教えてくれたが、タコ(クレイグは彼女と呼んでいた)いや、彼女はカラス以上だと思う……。見ている間中、多幸感につつまれた。