🎬『SNS-少女たちの10日間-』 ヴィート・クルサークとバーラ・ハルポヴァー監督/チェコ/104分/4月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷、名古屋センチュリーシネマ他にて全国順次ロードショー公開
「12歳・女子」という設定でSNSで友達を募集する18歳以上の3人の女優さんに、2458人の成人男性が卑劣な誘いをする姿を捉えたドキュメンタリー。
スタジオに作られた子供部屋3室と精神科医や性科学者、弁護士等々専門家を、用意した上で撮影された。
「児童への性的搾取の実態を捉えた映像」としてチェコ警察から刑事手続きのための映像が要求されたという問題作。
正直、気持ち悪かった……もちろん男の画面はスモークがかかっていて目玉だけはっきり見える状態。男たちは12歳も女の子と知ってコンタクトしてくるのだ。ミッキーはSNSなどやったことないので詳しくはわからないが、誰でもやれてしまうならもっと幼い子でも餌食になってしまう。
もう30年以上も前に「親がいないところで子は思いもかけないことをやっていると思って気を配って欲しい」と言っていた校長先生がいた。その言葉が不意に頭をよぎった。
このチェコで起きていることは全世界に通じること。日本などはもっとひどくて隠しようがもっと巧みではないかと思う。
助平根性満々の男や変態趣味、会ってSEXをしたい男らの中に誠実そうな青年がいた。彼女ら3人やスタッフも涙を流して感動していたが、ミッキーは「とんでもない!これが手で誘い出して」というパターンもあるはず。そういう注意点も監督の言葉で語ってほしかった。
もしこの仕掛けで女優さんやスタッフさんの知り合いや(一度、近くの旅行会社経営男を知っているといったパターンがあった)親戚がサイトに来たらどうするんだろう……といらぬ心配をしてしまった。
百聞は一見に如かず以上の価値ある「現実を知る」ドキュメンタリーを是非ご覧いただきたい
2021年04月11日
この記事へのコメント
コメントを書く