2021年03月15日

大阪アジアン映画祭2021(9)『三姉妹』

昨日、大阪アジアン映画祭の受賞作品が発表された。詳しくは https://www.oaff.jp/2021/ja/outline/prizes.html

横浜聡子監督の『いとみち』がグランプリと観客賞のダブルでとったが、残念ながらミッキーは観ていない。かえすがえす残念だが公開されるか「あいち国際女性映画祭」で上映されるのを待つしかない。


🎬『三姉妹』イ・スンウォン監督/韓国/115分/日本初上映

細々と生花店を営む長女ヒスク(キム・ソニョン)は別れた夫の借金を払いながら、いつも「ごめんなさい」「すみません」が口癖の気弱な性格で、癌を患っているが黙っている。
キリスト教の信仰に全て捧げている次女ミジョン(ムン・ソリ)は、教会系の学校で音楽指導者で教授の夫共々トップの地位にいて信頼と尊敬を集めている。脚本家の三女ミオク(チャン・ユンジュ)は酒浸りで暴言が元で仲間内の厄介者。

そんな三姉妹が父親の誕生日に集うが……。

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三姉妹の生い立ち、性格、生活がヒリヒリとした痛みと共に伝わってきた。ミッキー的にはこれが一押し!

三姉妹のそれぞれの家庭も苦あり難ありで、不幸せそうに見えても「理解者」が一人でもいると「幸せ」に転じ、反対にうらやましい生活の中で「裏切り」があうと「鬼の心」と変化する。

最後に三姉妹の生きづらさの元凶を責めて幕となるが、自分たち三人も子どもらにまいている「元凶の種」もあるのではないか?とふと思った。

これは是非とも公開してほしい。

★最後に流れる二つの歌が素晴らしく、どなたが歌っているのか知りたい。




posted by ミッキー at 05:03| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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