🎬『世界で一番しあわせな食堂』ミカ・カウリスマキ監督/フィンランド、イギリス、中国/114分/2月19日より新宿ピカデリー、名古屋ミッドランドスクエアシネマ他にて全国順次ロードショー公開
フィンランド北部の小さな村で長距離バスから降りたのは上海から来た料理人チェン(チュー・パック・ホング)とその息子。すぐ側にある食堂に来て、お金を貸してくれた恩人を探していると言うが、その名を知る人は誰もいない。
食堂を経営するシルカ(アンナ=マイヤ・トゥオッコ)は、はじめこそそっけない対応する女性だったが、急に客がたくさん来て忙しくなった時にチェンが助けてくれたのがきっかけで、小さな離れ小屋に寝泊まりさせてくれて、食堂を手伝う代わりに恩人探しに協力すると言ってくれた。
『旅人は夢を奏でる」のミカ・カウリスマキ監督(映画監督のアキ・カウリスマキは弟さん)が、フィンランドの小さな村にある食堂を舞台に、異国から来た料理人と地元の人々の交流を描いたヒューマンドラマ。
ストーリーは「きっとこうなるだろうな」と思うままに進むが、この作品の価値は下がることはなかった。国を越えたつながりが料理を通して暖かく描かれていた。常連さんの体調もチェンの薬膳料理で徐々に快復したり、見たこともない食べたこともない料理に舌鼓を売ったりと、近隣で評判になって行く。
もちろん中国からの観光客はここで自国の料理が食べられて大喜びだ。
2人の仲は主人、使用人の間が中々狭まらないが……まあ、この先は劇場で。
★もちろんサウナシーンもある。
★舞台となったフィンランドは、毎年国連が発表している 「世界幸福度ランキング」で、2018年から3年連続で1位❗️
2021年02月13日
この記事へのコメント
コメントを書く