Netflix『ザ・キッチン』アンドレア・バーロフ監督、脚本/アメリカ/102分
時は1978年。舞台はマンハッタンのヘルズキッチン。
そこに住むキャシー(メリッサ・マッカーシー)、ルビー( ティファニー・ハディッシュ )、クレア(エリザベス・モス)の3女性は夫がアイルランド系ギャング組織の人間で強盗事件を起こして刑務所に。
組織からはほんのわずかばかりの生活費のみで納得できない3人は、協力して組織のナワバリの店から「みかじめ料」を受け取る仕事をする。もちろん組織が認めない。キャシーたちはそれでも組織を敵にまわして戦う。
3人の女たちが闇の男社会でのし上がっていくのは面白い。都合の良い展開と思うが、それぞれ3人は差はあるが夫に大きな不満を抱えている。
みかじめ料も取るだけとって何もしてくれない組織より彼女たちの方が目を配ってくれるなど評判がよくてお金も入ってくる。
粗末な身なりだった彼女たちの洋服、持ち物、ヘアスタイルがどんどん良くなっていくのも良かったし、殺しの場面も、死体細切れ作業もちゃんと見せてくれた。(結構、たくさん殺しているから、心配になるが)
★ルビーの義理の母親(組織の老姉御的存在)をマーゴ・マーティンディル)が憎ったらしい役を上手く演じていた。
★ヘルズキッチン(地獄の台所の意味)とは米国ニューヨーク市 マンハッタン 南西部の地区。かつて犯罪率が高かった地域。今は高層アパートや高級ホテル、レストランなどの繁華街 になっている。
2021年01月25日
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