食べ物は3日間は買わなくていいようにしてあるので安心だが、蛍光灯がつかなくなって困った。小さな導入管がダメになったようだ。あまり使わない蛍光灯のものと交換したらついたので当座はこれでヨシとする。
🎬『パリの調香師 しあわせの香りを探して』グレゴリー・マーニュ監督、脚本/フランス/101分/1月15日よりBunkamura ル・シネマ、1月29日より名古屋伏見ミリオン座にて全国順次ロードショー公開
世界中の有名な香水を手がけてきた天才調香師アンヌ(エマニュエル・ドゥボス)は、4年前に仕事のプレッシャーと忙しさから嗅覚障害になり地位も名声も失ってしまった。3ヶ月の休養で嗅覚が戻ったが大手からは注文が途絶えて、地味な仕事だけを引き受け、パリの高級アパルトマンでひっそりと暮らしていた。
そんな彼女から、運転と荷物運びの運転手として雇われたギョーム(グレゴリー・モンテル)。離婚して娘の親権を奪われそうな上に仕事も失いかけていたギヨームにとってこの仕事は断れなかった。
彼はわがままなアンヌに荷物運びはもちろんのこと、禁煙させられたり、ホテルの匂いのついたシーツを取り替えさせられたりと、散々にこき使われるが……。

かつては天才調香師だった女性と、人生崖っぷちな運転手との交流を通して再生していく姿を、ディオールの撮影協力&エルメスの専属調香師監修のもと描いたヒューマンドラマ。
ずいぶん前に超一流ホテルの人が掃除が終わってから点検する時に、いろいろ消臭スプレーを持参して「この部屋には焼きそばの臭いが残っている」「葉巻の臭いがする」とかわかって消すことを主に仕事をしている人を見た。これもその方の特殊な能力だろう。
香水ならもっともっと微妙なものだと思う。だから精神的な疲れが鼻が効かなくなるのだが、それはその人の尋常じゃない疲れを察知して臭いを感じないようにしていると思う。
この境遇も仕事も身分も違う二人の歩み寄りがゆっくりな速度で進んでいくのが良かった。音楽の出るタイミングも◎、最後のエンドロールで流れる歌も良かったが意味が分からなくて残念だった。
★工事地域の悪臭をなんとかできないかというアホな仕事が舞い込んだ。そんなこと解決するもんかと思っていたら、ど素人のギョームの考えで……解決。デート映画にぴったりの作品。